脱「苦労のしっぱなし」

「やりたかったこと」がいつの間にか「やらなければならないこと」だけになっていませんか。

身を削るような毎日に忙殺されているとしたら、ちょっと立ち止まって【振り返る】時間をとってみましょう。

私たちのプログラムで【振り返り】のコツを身につけください。

ただ【振り返る】だけでなく、行動につながる【振り返り】です。

具体例を使って説明します。

晴れて看護師資格を取得したAさんは、意気揚々と総合病院に就職しました。しかし、職場に馴染めきれない悩みを抱えています。彼女は同僚の勧めもあり、気分転換を兼ねて髪型を変えることにしました。すると予期しなかった事態の好転がもたらされました。これを体験学習サイクルに当てはめてみると次のようになります。

サイクル① 経験(やってみたこと):髪型を思いきって変えてみました。

サイクル② 内省(それに伴う感情):意外にたくさんの人が「髪型を変えたね」「いいね。」と話しかけてきたことに驚きました。概ね好意的な反応だったなあ、と感じました。

サイクル③持論化(どう②を捉えたか、何がわかったか):これほど自分の髪型を他人が意識しているとは思いませんでした。同僚だけでなく、患者さんも私の髪型をよく見ていることに気づきました。そして、その日の第一印象で相手の態度は結構変わることにも気付かされました。

サイクル④実践(次の行動をどうするか):同僚に対しても、患者さんに対しても、目を合わせてニッコリから話を始めるようにします。たとえ作り笑顔でも、ニッコリはマイナスの影響を相手に与えませんから。

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【振り返り】にはコツがあります